院内研修は年間を通して行われ、キャリア開発ラダー取得を目指した研修、新人看護職員を対象とした研修、全職員を対象とした研修などに分かれています。
院外研修では、日本看護協会、東京都看護協会、日本助産師会、母子愛育会などが主催する研修会をはじめ、マタニティヨガ・マタニティビクス、ベビーマッサージなど周産期ケアに必要なスキル取得を含めた研修参加の支援も行っています。
助産や看護の専門性を高め、質の高いケアを提供するための担い手として、認定看護師・専門看護師を目指す看護職員の支援を行っています。
感染管理認定看護師 原田知子（2004年認定取得）
感染管理者として、感染のリスクを最小限にし、患者さんやご家族、来院者、職員など、病院内のすべての人を感染から守るために、感染管理において病院全体のリーダーシップをとり、組織横断的に活動しています。主に、病院内で問題となる感染症の発生状況を把握し、拡がらないように手洗い指導など感染防止対策を推進しています。現場から相談・報告を受け、職員が根拠に基づいた感染防止ケアを実践できるように、専門的な視点で確実な根拠を持って支援することは楽しく充実しています。
新生児集中ケア認定看護師 髙橋麻希（2007年認定取得）
私は産科での経験を経てNICUに異動し、新生児の持つ生命力の素晴らしさに感動し根拠のある看護ケアを実践したいと思い、2007年に新生児集中ケア認定看護師になりました。長い間NICUで勤務していましたが、今は産科病棟で子どもにやさしいケアができるようスタッフと日々奮闘しています。そして小児科外来で子どもたちの成長を見ることができることも楽しみであり、励みとなっています。
皮膚排泄ケア認定看護師 三橋ひとみ（2013年認定取得）
皮膚・排泄ケア認定看護師として、主に院内の皮膚ケアに携わっています。NICU病棟では、脆弱な皮膚状態の早産児が多いため、いかに皮膚トラブルを発生させずに経過できるかを考えながら、スタッフと共にケアを行っています。また、組織横断的な役割も担っているため、院内のラウンドや医療・衛生材料の資材検討なども行っています。産院という領域の中でできることは何かを模索しながら、より良い皮膚ケアが提供できるよう取り組んでいます。
