新しい命の誕生は、新たな家族を初めて迎える場でもあります。
どんなふうに新しい家族が誕生するまでの道のりを過ごしていきたいかな。
誰とわが子の誕生を共に見守りたいかな。
生まれた後、どのように子育てしていきたいかな。
私たちは、みなさまの「こうしてみたい」に寄り添います。
バースプラン
「こんなふうに赤ちゃんを迎えたい」「育児はこうやってみたい」
お産や産後の育児をどのようにしていきたいのかを考えることを「バースプラン」と言います。元気な赤ちゃんを安全に出産することはもちろんですが、新たに生まれてくる家族をどのように迎え、育てていきたいかを妊娠中から一緒に考えていきませんか。
「できること」「できないこと」はありますが、まずは皆さんの「理想」や「思い」を教えてください。
「あなたらしさ」を大切にしたお産や育児を私たちは応援します。
産科保健相談室、助産師外来で皆様をいつでもお待ちしています。
当院では、一定の姿勢にとらわれない「フリースタイル分娩」を取り入れています。
横向き・四つんばい・スクワット・立位などなど…。
お産の進行に伴い、その時に一番適した姿勢がとれるように支援いたします。
フリースタイル分娩に興味のある方は、産科外来保健相談室または助産師外来へお越しください。助産師がわかりやすくお話しします。
分娩台だけでなく、畳の分娩室もございます。
家にいるようなリラックスした気持ちで赤ちゃんのペースを感じながらお産をしませんか。
少しずつ変わってくるからだの声を一緒に聴きながら、かけがえのない時間を大切に過ごせるようサポートいたします。
興味のある方は、ぜひ助産師外来にいらしてください。
※ ローリスク分娩であっても、お産の進行中に異常が考えられる場合には、
医師がすぐに対応できる体制を整えております。
お急ぎの場合には印刷してご利用ください。
無痛分娩ご希望の方へ
計画分娩予定日以外に陣痛発来した場合や夜間/休日では無痛分娩は実施できません。
※安全上の理由から日本語によるコミュニケーションができない方の無痛分娩はお請けしておりません。
※希望者多数にて無痛分娩予約が取りにくい状況となっております。
当院での無痛分娩の流れ
合併症や既往歴・手術歴、側弯症等麻酔の安全性に関連した理由から無痛分娩ができない場合がございます。詳細は医師にお尋ねください。
・以下の動画を全て視聴してから妊娠34週または35週の健診を「無痛分娩」の枠でご予約ください。健診担当医よりご説明させていただきます。ご心配・ご不明な点はご質問ください。動画説明および医師説明について同意の上、ご希望があれば診察室内で医師が無痛分娩予約を取得します。
・予約枠が空いていなかった場合、キャンセル待ちとさせていただきます。キャンセル待ちの場合、妊娠39週までに予約枠の調整が付いた場合は、病院より直接ご連絡をさせていただきます。
- ●無痛分娩スケジュール(PDF : 452.94 KB)(PDF : 406.32 KB)(PDF : 414.42 KB)(PDF : 414.42 KB)
- ●無痛分娩当日の過ごし方(PDF : 123.95 KB)
無痛分娩の費用について
・無痛分娩の効果にかかわらず、硬膜外カテーテルを挿入したら一律に費用はかかります。
・無痛分娩中に帝王切開が選択された場合は、帝王切開のための麻酔管理料が発生しますが、帝王切開の麻酔管理料は保険診療の対象となります。
当院の無痛分娩実績
・帝 王 切 開 数 : 613件
(予定帝王切開:275件 / 緊急帝王切開:338件)
・無 痛 分 娩 件 数: 28件
(自然分娩:20件 / 吸引分娩:2件 / 緊急帝王切開:6件)
(2023年4月1日~2024年3月31日)
よくある質問
A:通常の入院の持ち物の他に、前開きのパジャマと産褥ショーツをご用意ください。
差額部屋をご希望の方は病院の前開きパジャマをご利用いただけます。
Q:陣痛の途中からの無痛分娩への変更はできますか?
A:当院では無痛分娩予定日以外での無痛分娩は行っておりません。
Q:陣痛の痛みはまったく無くなりますか?
A:当院では硬膜外カテーテルからの麻酔を行っております。
完全に痛みを取るのではなく、分娩時に自力でいきむことができるように麻酔の量を調整しております。(生理痛程度の痛みや骨の圧迫感は残ります。また、効き方にも個人差があります)
Q:無痛分娩中にどこまで動くことはできますか?
A:硬膜外カテーテルを挿入したら、分娩台の上で横になって過ごしていただきます。
左右を向いていただくことはできますが、身体を起こさずに過ごしていただきます。
排尿はトイレには行かず、2時間毎の導尿で対応させて頂きます。
Q:通常分娩と産後の入院日数に違いはありますか?
A:同じです。
Q:赤ちゃんに影響はありますか?
A:硬膜外無痛分娩が赤ちゃんに悪影響を与えることは極めてまれです。
Q:授乳への影響はありますか?
A:影響ありません。出産後から授乳をしていただくことができます。分娩直後より授乳のお手伝いをしますのでスタッフにお声がけください。
肌と肌とのふれあいができ、泣いていた赤ちゃんも、安心して泣きやむこともあります。
そのままおっぱいを吸わせることもできます。
生まれたばかりの赤ちゃんの温かさをゆっくり感じていただけます。
帝王切開分娩でも状況により実施できます。興味のある方は、バースプランにお書きいただくか、外来または入院したときにスタッフにお申し出ください。
妊娠中からリラックスできる好みの香を見つけておくのも良いかもしれません。
(注意:妊娠中に使用してはいけない精油もありますので詳しくは看護スタッフまでお尋ねください)
ご自分の好みの香りをお持ちでしたら、是非ご使用ください。
妊娠中から聞いていたなじみのある音楽などをかけて過ごすことも、からだと心の緊張を和らげるために良い方法です。
お産の時にリラックスしたい方も赤ちゃんが生まれるときに思い出の曲をかけたい方もぜひスタッフに声をかけてください。可能な限り対応いたします。
(産声を録音する機能は付いておりません。)