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母子日赤だより

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妊娠糖尿病について

糖尿病と妊娠糖尿病の違い

 妊娠糖尿病とは妊娠によってお母さんのホルモンの働きが変化し、妊娠中にだけ糖尿病に近い状態になることを言います。本来、食事によって一時的に上がった血糖値はインスリンというホルモンによって分解され正常値に戻ります。しかし、妊娠すると赤ちゃんのエネルギー源であるブドウ糖を供給するため胎盤からインスリンを抑えるホルモンが分泌されるようになります。このようなホルモンによってインスリンの効きが低下することをインスリン抵抗性といいます。インスリン抵抗性は妊娠中期から強くなり、妊娠後期になるともっと強くなります。しかし、体質的に妊娠以前からインスリンの分泌が十分でない方はインスリン抵抗性に打ち勝つだけのインスリンを分泌できず、血糖値を下げることができないので妊娠糖尿病になってしまいます。

 当院では妊娠初期と妊娠中期に採血による血糖検査を実施しています。
検査結果を総合的に見て、医師の判断により必要な場合には75gOGTT検査を実施していただき、基準値以上となった方は妊娠糖尿病と診断されます。

75gOGTT検査とは?

 75gOGTT検査とは75gのブドウ糖を溶かしたソーダのようなものを飲んでその後の血糖値の変化を評価する検査です。

①空腹時に採血をします

②ブドウ糖飲料を飲んでもらいます

③1時間後に採血をします

④2時間後に採血をします

 妊娠糖尿病はお母さんの体だけではなく赤ちゃんにも様々な影響を与えるため、早めの改善・治療が必要となってきます。
 検査室は、お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育の為全力でサポートしてまいります。