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母子日赤だより

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生まれたばかりの命を救いたい 〜当院のNICUが果たす役割〜

地域周産期母子医療センターである当院は、妊婦の皆さまが安心して分娩できるように、産科病棟のほかにNICU(新生児集中治療室)やGCU(新生児回復室)を備えています。
 NICUとGCUは当院の新築移転(令和3年6月)により分娩室・手術室とのワンフロア化を実現し、よりスムーズな緊急対応が可能になりました。
 NICUでは主に、早産児や、分娩後にさまざまな症状を呈した赤ちゃんの治療を行っています。当院のみならず他院で生まれた赤ちゃんも受け入れており、地域の医療施設からの多くの搬送依頼に応じています。

世界でも高水準な日本の新生児医療

 日本の新生児医療は諸外国と比べても高水準で、極めて低い新生児死亡率を誇っています。それは全国のNICUで切磋琢磨してきた結果といえます。それでも、分娩という行為は、母子ともにリスクを伴うものです。
 私たち周産期医療関係者は、そのリスクを減らすために努力を重ねていますが、絶対に安全な分娩はありません。緊急性の高い新生児仮死や人工呼吸が必要となる呼吸障害などでは、初期対応が極めて重要で、迅速に治療を施す必要があります。

自前の緊急車両で赤ちゃんを搬送

 そのため当院では、自前の緊急車両や搬送用保育器で新生児のお迎え搬送を独力で行っています。当院の小児科医が同乗して依頼元の医療施設へ急行し、処置をした上で搬送することで、当院NICUへ到着した後に速やかに治療につなげることができます。当院では行えない特殊な治療が必要な場合には、現場から高度医療施設へ搬送することもあります。
 新型コロナ関連での消防庁の救急車出動が増加した時期もありました。こうした中で、当院が独力で赤ちゃんを速やかに受け入れられる体制を整えておくことは、地域医療に貢献することになると考えています。NICUを卒業していった新生児たちが健康に育っていけるよう、これからもより良い医療に取り組んでいきます。
小児科医師 猪狩

近隣病院からの依頼を受け、赤ちゃんのお迎えのため出動!

NICUでは保育器の中で集中治療を行います。