グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


母子日赤だより

ホーム  > 母子日赤だより  > タッチケアってなぁに?~身体と心がふれあうケア~

タッチケアってなぁに?~身体と心がふれあうケア~

タッチケアって、聞いたことがありますか? 早産で小さく生まれた赤ちゃんなど、看護ケアが必要な赤ちゃんの療育に役立つケアの方法です。
赤ちゃんの身体にそっと手をおくホールディング、赤ちゃんの身体へのゆっくりとしたマッサージ、そして手足をゆっくり緩やかに動かす運動を組み合わせた運動感覚刺激法を含んだ赤ちゃんへのケアをタッチケアと言います。

ホールディングで包みこむように

当院のNICU(新生児集中治療室)・GCU(新生児治療回復室)には早産で小さく産まれた赤ちゃんやさまざまな看護ケアが必要な赤ちゃんが入院しています。保育器の中にいる小さな赤ちゃんはストレスに弱いため、赤ちゃんを包みこむように触れるホールディングでタッチケアを行っています。ホールディングはママやパパにとってもわが子を実感する大切なひとときであり、赤ちゃんにとっても親の手で温かく優しく包みこまれることで、心地よさを感じることができます。

タッチケアの効果

状態が安定し、保育器から出てベッドにいる赤ちゃんに対しては週1回程度、ご家族を対象にタッチケア教室を開催しています。タッチケアの効果としては、赤ちゃんの情緒が安定して寝つきがよくなる、体重が適切に増加すると言われています。さらに、子どもとのふれあいを通して親子の結びつきを強め、赤ちゃんの発達を促すとされています。アイコンタクトが多くなり赤ちゃんが笑顔を見せて声を出し、近づこうとする反応も見られるようになります。

ご家族の声

タッチケアに参加したご家族からは、「保育器の中にいた頃は小さくて触れることにドキドキしていたが、タッチケアをすることで触れる嬉しさを感じ、安心してふれあうことができるようになった」「赤ちゃんの気持ちの良い場所が分かりコミュニケーションもとれた」「最初は泣いていたけれど、慣れてきて気持ちの良い顔をしていた」「主人にもぜひ一緒にやってもらいたい」などの声が聞かれました。
これからも私たちは、タッチケアを通して「身体と心がふれあうケア」をめざしていきます。

看護部