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母子日赤だより

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先天性サイトメガロウイルス感染症について

サイトメガロウイルスとは?

今回はサイトメガロウイルスという、あまり知られていませんが、お子様の健康を守るうえで大事なウイルスについての話です。
先天性サイトメガロウイルス感染症は、お腹の中にいる赤ちゃんがサイトメガロウイルスに感染することで起こります。その後出生した赤ちゃんの症状は、無症状のことが大半ですが、聴力や神経発達に重篤な影響を及ぼすことがあります。
残念ながら、このサイトメガロウイルスには有効なワクチンがないので、予防接種では感染を防げません。また、抗インフルエンザ薬のような抗ウイルス作用をもつ治療薬はありますが、すでにある症状に対して効果は限定的で治癒を期待することは難しいです。
ですので、妊娠中に母体が感染することを可能な限り防ぐことが現状では最も重要です。感染経路としては、感染した人の唾液・尿との接触、そして性感染などが考えられています。特に、乳幼児の唾液・尿はウイルスを多く含むことがあるので、妊娠中における、乳児のオムツの扱い、食事や食器の共有については注意が必要です。

妊婦さんの過ごし方について、このページがとても参考になります。