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母子日赤だより

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お腹の赤ちゃんを見てみよう ~超音波検査で妊娠期間も安心!~

 超音波検査は、妊婦さんに安心して妊娠期間を過ごしていただくうえで、重要な役割を担っています。葛飾赤十字産院で行っているお腹の赤ちゃんの検査について紹介します。
 「なんで、お腹の中の赤ちゃんの写真が撮れるの?」と不思議に思ったことはありませんか。それは、超音波を使って写真を撮っているからなんです。人間が聞こえる音の範囲(20〜2万ヘルツ)を超える周波数を持つ音波を超音波と言います。プローブという機械から超音波を出すと、骨、筋肉、脂肪など性質の異なる物質の境界からそれぞれの物質に応じた反射波が作られ、この反射波の強弱を画像にしています。

超音波検査でわかること

 超音波検査では、まず赤ちゃんが元気に動いているか、順調に育っているか、赤ちゃんのお部屋が狭くないかなど全体の様子を見ます。次に赤ちゃんの大きさを測ります。頭の大きさ、お腹周りの長さ、足の長さを測り、そこから推定体重を割り出します。
 当院の超音波検査室では1年間に約6000件の検査を行っています。超音波検査を行うことによって、赤ちゃんの成長が確認できるので安心して妊娠生活を続けることができます。当院では、ご家族とも一緒に見ていただくことができます。お腹の中にいる赤ちゃんは時にあくびをしたり、目を開けたりします。その様子を見ることができるので、お母さんはとても幸せな時間を過ごせるのではないかと思います。

検査精度の向上をめざす

 一方で、出生前に赤ちゃんに病気が判明した場合、ご家族は大きな心配や悩みに直面することになります。しかし、事前に分かることで心の準備ができますし、出生後すぐに治療をしなければいけない病気が見つかった場合は、生まれてすぐ治療を開始できるよう準備しておくことができます。
 超音波検査は、安心して妊娠期間を過ごしていただく上で重要な役割を担っています。当院では今後も検査精度の向上に努め、妊婦さんやご家族に安心・信頼していただける検査を提供していきたいと考えています。

撮影した写真をお母さんにプレゼントしています

エコーの検査の様子

日本赤十字社 東京都支部広報誌に掲載しています

日本赤十字社 東京都支部では、NT(日赤とうきょう)を年4回発行しています。
最新号のほか、バックナンバーも掲載しています。こちらよりご覧ください。