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母子日赤だより

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こどもの日について

 端午の節句とは、疫病が流行り出すと言われていた5月に菖蒲やヨモギを軒下にさし、邪気を払うという奈良時代から続く風習です。
 現在のように、男の子の誕生と成長を祝うようになったのは江戸時代の頃。そして、昭和23年には「こどもの日」として、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝するための「国民の祝日」として制定されました。
今回は、「こどもの日」によく食べられている料理についてご紹介します。

柏餅について

 柏餅は、全国で食べられている端午の節句の代表的な祝い餅。ブナ科の落葉樹である柏の葉は、初夏の新芽が出るまで落葉しないことから「家系が絶えない」という縁起を担いで、江戸時代から使われるようになったといいます。上新粉と白玉粉で作ったきめ細かい白餅の中に、あんこや味噌あんを入れるものが多く、最近ではヨモギ餅を使ったものもあります。

ちまきについて

 ちまきは茅(ちがや)、笹などの葉や、竹の皮などに餅やご飯を包んだ食べ物のことで、保存性がよく、持ち運びしやすいため戦国時代の武将たちの携帯食とされてきました。そして、江戸時代になると端午の節句である5月5日に「男の子は武士のようにたくましくあれ」という願いを込めて、ちまきが食べられるようになったそうです。
 ちまきは地方ごとに餅(米)を包む素材や包み方、餅の種類などにさまざまな個性が見られます。

参考文献
国民の祝日について - 内閣府 より引用
特集2 新・日本の郷土食(1)、(2):農林水産省 より一部抜粋・改変

今月のレシピ ~ お子さんと一緒に作ろう柏餅 ~

◆材料(8個分)
・上新粉 150g ・砂糖 15g ・片栗粉 15g ・熱湯 1カップ ・柏の葉 8枚
・こしあん 100g ・白みそあん 100g(白みそ30g、白あん70gを弱火にかけ3分程度練ったもの)

◆作り方
①柏の葉は軽く水で洗い、ふきんで水気を取る。
②耐熱容器に上新粉、砂糖、片栗粉を入れて混ぜる。熱湯を少しずつ加えてよく混ぜる。
③ラップをして電子レンジに1分程度かける。一度取り出してよく混ぜ、再びラップをかけて電子レンジでさらに2分加熱。
③すりこぎなどでこね、手で触れるくらいの温度になったら手に水をつけてよくこねる。8等分にして楕円形にのばす。
④③でのばした生地にあんを包んでとじ、柏の葉でくるんだらできあがり。
☆ポイント☆
電子レンジからだしてすぐの生地はとても熱いので直接触らないように注意してください。
生地をこねるとき、水分がなくなって乾燥するようであればお湯を少し足すと、きれいに仕上がります。
栄養課 成島