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母子日赤だより

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梅毒って知っていますか?

梅毒の感染者は2013年ごろから男女ともに急増しています。妊娠時に梅毒に感染し、治療をしないままにするとお腹の赤ちゃんに影響が出る場合があります。
そこの妊婦さん!自分が梅毒になってないか心配になったりしていませんか?

妊娠13週までの梅毒は胎児への感染率は低く、また治療によく反応すると言われているため妊娠初期の採血でスクリーニングし早期に治療を行います。
妊娠初期に行う検査項目でRPR定性・RPR定量、TPの2つが梅毒の検査項目になります。RPRは梅毒に感染したことによってできる脂質に対する抗体を検査する方法で、TP抗体検査は梅毒そのものに対する抗体を検出する方法です。

なんで2つも検査するの!?って思いませんか?
いい質問ですね、それには理由があるんです。

梅毒は感染して3~4週間ほどは検査をしても陰性の時期があります。そしてRPRが陽性になった後2~3週間遅れてTPが陽性になります。そのため、結果の見方もポイントがあります!
結果の見方は大きく分けて4種類あります
RPR定性・定量(STS)TP抗体検査(TPHA)梅毒
陰性(-)陰性(-)陰性(-)
※まれに感染初期
陽性(+)陰性(-)感染初期(+)または
生物学的偽陽性(-)
陽性(+)陽性(+)陽性(+)
または治療後
陰性(-)陽性(+)梅毒治癒治療後
※まれに感染初期

どうでしたか??
梅毒は感染早期に抗生物質を正しく使えば治りやすい病気と言われています。保健所・健康福祉事務所などに聞けば、無料で検査できるところを教えてくれます。梅毒陰性(-)と言われていても、症状など心当たりのある方はぜひ積極的に検査を受けてみてください。きちんと治療をして梅毒感染を減らしていきましょう。