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母子日赤だより

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旬の野菜について・夏編【レシピ付き】(栄養課より)

当院の食事は「①和食を中心とした、②妊婦・授乳婦に優しい、③家庭でも参考となるメニュー」をコンセプトに献立を考えています。今年度は当院で提供しているお食事の中から、季節ごとにおすすめのメニューをご紹介します。今回は、「夏野菜」の栄養とレシピです。

旬の野菜について

夏野菜といえば、えだまめ・かぼちゃ・きゅうり・トマト・なす・ピーマンなどがありますが、その他の野菜にも「旬」があります。旬の食材はほかの時期よりも安価で美味しいものが多く出回ります。実は、それだけではなく「栄養価」にも違いがみられます。例えば、トマトに含まれるカロテンの含有量は旬の時期か、そうでないかで倍以上の差がみられたという報告もあります。

野菜は年中手に入りやすくなっていますが、旬を意識した献立が美味しさや食事の楽しさにもつながるのではないでしょうか。

夏野菜の栄養について

①えだまめ
体づくりの基本となる「たんぱく質」や糖質のエネルギー代謝をサポートする「ビタミンB1」が豊富です。麺類やアイスなど糖質の多くなりがちな夏場におすすめの食材です。また、赤血球の形成を助け、胎児の正常な発育にも関係のある「葉酸」が豊富です。
②かぼちゃ
体内の活性酸素を減らす抗酸化作用をもつ「β-カロテン」が豊富です。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので「プロビタミンA」とも呼ばれています。
③きゅうり
野菜の中でもカロリーが低く水分が多いのが特徴です。暑い夏にさっぱりと食べられ、食事からの水分補給にもおすすめです。
④トマト・なす
トマトの赤色、なすの紫色はそれぞれ「リコピン」、「ナスニン」と呼ばれる色素によるものです。これらは身体にとって必須の栄養素ではありませんが、抗酸化作用をもつことから近年注目されています。
⑤ピーマン・パプリカ
どちらもビタミンCが豊富な食材です。中でも、赤のパプリカは同重量のピーマンと比べて2倍以上のビタミンCを含むとされ、約1/2個で1日の必要量を摂取できると考えられます。

今回、ご紹介したものは夏野菜の中でもほんの一部です。他にどんな野菜があるか、お買いものの際などにチェックしてみてくださいね。

栄養課 成島