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母子日赤だより

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『臨床検査技師』という職業をご存じですか?

そんな方が多いのではないでしょうか。実際その通りマイナーな医療職で、働いていても患者さんからは「先生」とか「看護師さん」と呼ばれることが多いです。
臨床検査技師とは、医師の指示のもと診療に必要な検査を行い、検査結果を報告する職業です。
当院の臨床検査技師は、主に1階の検査室で仕事をしており、医師や助産師、看護師の依頼を受け、採血やさまざまな検査のために各病棟へ出張します。当院の臨床検査技師が行う検査は、検体検査(血液検査、尿検査、輸血検査など)と生理機能検査(心電図、聴覚検査、脳波検査など)があり、診療がスムーズに進むように、迅速な検査と結果報告を心がけています。検体検査については、患者さんから採取した血液や尿を検査機器で測定したり顕微鏡で観察したりしています。また、使用する検査機器が正常に動くように、日々の点検やメンテナンス作業をすることも臨床検査技師の大事な仕事のひとつになります。
ちなみによく勘違いされるのが「レントゲン検査の人ね!」と言われることです。レントゲン検査など放射線を扱う検査については、「放射線技師」という臨床検査技師とは別の資格が必要です。

普段は見えないところで働いている臨床検査技師ですが、当院検査室では患者さんの検査値を見て「貧血の具合大丈夫かな?」、「炎症反応起こしてないかな?」、「前より値がよくなっているね!」など気にかけていることもあります。検査結果についてはお話しすることはできませんが、どういう検査をするのかといったことはお答えできますので、お声掛けください。その際には、わたしたち臨床検査技師のことを「検査技師さん」とか「技師さん」と呼んでいただけたら、大変うれしく思います。

当院で働く臨床検査技師は、チーム医療の一員として検査のプロフェッショナルという立場から、女性と子どもそして周囲の人と環境にやさしい病院に全力で貢献します。
検査技術課