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母子日赤だより

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災害時について(栄養課より)

 昨今の自然災害を受け、災害時の対応や備えの重要性が取り上げられています。そこで、今回は災害時におけるお母さん、赤ちゃんの食事について紹介します。有事の際に必ずしもできることばかりではないと思いますが、知っていると心に余裕が生まれます。
 本資料は下記記載の参考文献より抜粋して紹介しています。より詳しく知りたいという方は参考文献のリンクよりご覧ください。

お母さんの食事・母乳

・食べられるチャンスに少しずつでも
 母乳をつくるためには非妊娠時の350kcal、余分にエネルギーが必要です。一時的に食べ物が不足しても母乳は作られ続けますが、お母さんが元気でいるためにも、赤ちゃんのためにも食べられるようにしましょう。

・赤ちゃんはお母さんのお乳を吸うと安心
 一時的に母乳が減ったり出ていないように感じていても、赤ちゃんはお母さんのお乳を吸っているだけで安心します。また、吸わせ続けることで母乳が出てくるようになるともいわれています。

・乳児用ミルク
 母乳が出ないとき、また調乳の環境が整わないときには「液体ミルク」が便利です。液体ミルクは、調乳なしでそのまま飲ませることができます。使用方法は一般的に室温(25℃以下)で保存し、よく振ってから飲ませてください。人工乳首がついていないタイプは、清潔な紙コップ等で与えると便利です。
→液体ミルクは国内での取り扱いが許可されたばかりなので、災害時は外国製品が支援物資として届くこともあります。外国語の表示に注意しましょう。

~チェックのポイント~
 □月齢に合ったものを
 □期限を確認
 □色は褐色がかっていますが、問題ありません。
 □飲み残しは捨てましょう

★大事なことはお母さんと赤ちゃんが疲れすぎないことです。赤ちゃんが元気で、いつものようにおしっことウンチが出ていれば母乳は足りています。気になる場合は管理栄養士や助産師等の専門職にミルクが必要かどうか相談しましょう。

離乳食

5-6カ月の赤ちゃんなら、母乳やミルクで代用を。
7-11カ月の赤ちゃんなら、スプーンでつぶしたり、お湯を加えて、おかゆ状に。
12カ月以降の赤ちゃんなら、炊き出しのご飯に味噌汁を入れて「かんたんおじや」を作ったり、よく煮た大根や芋なら大丈夫。
【注意点】
・生モノと、十分に火が通っていない食べ物は、絶対あげないこと。
・できるだけ食器やスプーンは清潔に。

アレルギーをお持ちの場合

 炊き出しに含まれる和風だし(さば、えび等)やコンソメ・スープ類(卵・牛乳等)、味噌・醤油・バター(大豆)などの調味料にアレルギーを起こす成分が入っていることがあります。 医療スタッフにご相談ください。

栄養課 成島