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母子日赤だより

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液体ミルクについて(栄養課より)

 昨今の震災を受け、災害備蓄等に関する社会的ニーズの高まりにより、2018年8月に厚生労働省や消費者庁において規格(調整液状乳)や表示(特定用途食品「乳児用調整乳」)の基準が制定、これらの基準に適合した乳児用液体ミルクを国内で製造・販売することが可能となりました。そして、今年の3月に国内での発売が開始され、当院でも災害時用に備蓄を開始しました。
 災害時以外でも日常生活において母乳が足りないときの母乳代替品として、外出時などで調乳が大変なときや、服薬等で授乳できないときなどの備えにも役立ちます。
 今回は安心してお使いいただけるよう「液体ミルクのポイント」や「使用上の注意点」を紹介します。

液体ミルクのポイント

・調乳の手間がなく簡単(消毒した哺乳瓶等に移して使用)。
・お湯やミルクを冷ますための水が不要。
・常温のまま飲める。
・栄養組成は調乳後の粉ミルクとほぼ同じ。
・滅菌済で衛生的。

使用方法と使用上の注意点

【使い方】
・手を洗い、製品をよく振ってまぜ、消毒した哺乳瓶等に移しかえる。
・開封後はすぐに使用し、飲み残しは雑菌が繁殖しやすいので与えない。
※赤ちゃんの個人差やリズムに合わせてミルクの量や回数を加減してください。
※初めての場合は少量ずつ与えてください。

【注意点】
・水で薄めずに与える。
・容器に破損、膨張等や色、臭い、味に異常がある場合は使用しない。
・直射日光、火の近く、夏場の車中等を避けて保存する。
・保存期間が容器包装により違うので表示の賞味期限を確認する。
※母乳や乳児の発育状況等を確認の上、用いることが望ましいため、医師・管理栄養士・助産師などにご相談ください。

栄養課 成島