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母子日赤だより

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幼児の食事~食事づくりや準備に関わる子どもに~(栄養課より)

食を通して学ぼう

家族やさまざまな人と食事を共にする経験を重ねることで、人への思いやりの心が育まれていきます。
食事づくりや準備を通して社会性・協調性も身につけることができます。
特に行事食は、子どもが食文化に触れる絶好の機会です。
いつもと違う雰囲気で食べ物を頂くことで、子どもは食事の楽しさを知り、行事食の意味を少しずつ理解していきます。
最近はワンプレートの食事や、スプーンやフォークを使う機会が増えていますが、子どもの成長に合わせて少しずつ、箸やご飯茶碗、汁椀を使った食事も取り入れていきましょう。

食事のポイント

POINT1 親子で季節の行事食づくり。楽しく食文化や伝統に触れよう!
年中行事や節句、七五三などのお祝いの日には家族で行事食を用意し、子どもにその意味を伝えていきましょう。行事食や郷土料理など、特別な食事を一緒に作り味わうことは子どもの食文化への興味を育てる良い機会になります。

POINT2 食事のマナーは社会性を育む第一歩!
食事のマナーは人に不快な思いをさせない、コミュニケーションをスムーズにするために大切です。
箸の使い方や食事のマナー、作ってくれた人への感謝や食器などの道具を大切に扱うことも伝えていきましょう。

POINT3 家庭菜園で食べ物への感謝の気持ちを育もう!
野菜を育て収穫する体験は、野菜の育ちを知るだけでなく、自然の恵みと働くことの大切さに気付くことができます。
作物の命をいただいていることも伝え、命の尊さや食べ物を大切にする心も育みましょう。小学生の頃、学校でミニトマトを育てた方も多いのではないでしょうか?
ミニトマトはご家庭のベランダでも手軽に育てることができるので、家庭菜園にはおすすめのお野菜です。

参考文献
農林水産省「こどもと楽しむ和食の時間」より一部抜粋・改変

実践してみましょう!

6月に掲載した離乳食の写真と比べると、幼児食(3歳以上)はだんだんと大人と同じ料理に近づいてきました。
子どもの成長に合わせて、食べやすい大きさにするのがポイントです。
さまざまな食材が食べられるようになり、好き嫌い・むら食いも出てきますが、この時期の好き嫌いは定まったものではありません。
噛む力が弱く食べにくいことや、気分で食べないこともあるので、嫌いな食べ物と決めつけないようにしましょう。

親子でチャレンジ!~蒸しパンを作ろう~

子どもの成長に合わせて卵を割ってもらったり、生地を混ぜてもらいましょう。
蒸しパンの上に子どもが好きなレーズンや小豆、りんごなどの果物をトッピングすると楽しさも増えます。
火を使うところからは火傷の危険もあるため、子どもとバトンタッチしましょう。
蒸しパンは牛乳の代わりにヨーグルトを使うとしっとり、もちもちした食感になります。

【材料(5~6cmのカップ×5~6個分)】
・卵         1個
・プレーンヨーグルト 110g
・砂糖        30g
・サラダ油      大さじ1
・小麦粉       100g
・ベーキングパウダー 小さじ2
・お好みでレーズン、小豆、りんご、バナナなどのトッピング

【作り方】
①ボウルに卵、プレーンヨーグルト、砂糖、サラダ油を入れてよく混ぜる。
②①に混ぜ合わせた小麦粉・ベーキングパウダーを加えて混ぜる。
③紙を敷いたプリンカップに②を8分目まですくい入れる。
④蒸気が上がった蒸し器に③を並べ入れ、強火~中火で15~20分蒸す。
 竹串を刺し、串に記事が付かなければでき上がり。

栄養課 永嶋