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ホーム  > 産院からのお知らせ  > 働くママの母乳育児を応援します!

働くママの母乳育児を応援します!

 
 春になり、職場復帰をされた方も多いかと思います。今までお母さんと離れることがなかった赤ちゃんにとっては、お母さんがいない時間ができることはとても大きな出来事です。お母さんご自身も職場復帰後の母乳育児をどのように続けていけばよいか不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?実際に、乳房ケア外来へご相談に来られるお母さんも多いです。
 そこで今回は、仕事をしながら母乳育児を続けていく大切さと、お母さん達から多くよせられる質問の中から、母乳育児を継続していく方法をご紹介したいと思います。

母乳継続のすすめ

 職場復帰は、赤ちゃんとの生活を一変させ、母と子の離れている時間が多くなります。赤ちゃんは保育園や保育者に慣れるまでにストレスを感じたり、感染の機会が増えたりしますが、母乳をあげていることで赤ちゃんは癒されたり、守られたりすることも多いのです。具合が悪い赤ちゃんは、他の食べ物の食欲を失った時でも母乳を飲むことで栄養補給・水分補給ができます。そして、帰宅後から次の朝までは2人の離れている時間を補い、絆を確かめ合う貴重な時間となることでしょう。仕事をするからこそ母乳育児が大切なのです。

実際にお問い合わせのあった質問から

Q直接授乳の回数が減って母乳の分泌が減ってしまいそう・・・
A職場復帰後は帰宅後から夜間にかけた授乳がメインになってきます。夜間は母乳分泌に影響するプロラクチンの血中濃度が高くなるので、夜間の直接授乳を継続することにより母乳の分泌を維持することができます。また日中離れて過ごしているので、その時間を補う貴重なふれあいの時間となり、心身の健康な子どもに育つでしょう。
Qいずれ保育園に預けて職場復帰をするので、早めにミルクに慣らした方がいいですか?
A保育園に預けるためにミルクに慣らすという考えは根強くありますね。しかし、ミルクに慣らす必要は全くありませんよ。反対に1回でも多くおっぱいを飲ませることが赤ちゃんにとってもお母さんにとっても大切なことです。保育者から赤ちゃんが泣いて困るなどの理由で母乳をやめるように言われることもありますが、ミルクでも赤ちゃんは泣きます。赤ちゃんはお母さんと離れてつらいので泣くのですから、母乳のせいではありません。働き始めると赤ちゃんと過ごす時間が減り、何かと忙しい日々は続きます。職場復帰までの時間、ゆったりと母乳育児をして過ごしてください。
Q職場復帰しましたが、夜の授乳で毎日眠くて仕方ありません。夜の授乳をやめてミルクにしようと思うのですが・・・
A久しぶりに職場復帰して任される仕事も多く、帰宅したら家事に育児に休む暇もないお母さん、お疲れ様です。ちょっと赤ちゃんの目線から考えてみます。仕事でお母さんが昼間いなくなるため、赤ちゃんは不安な気持ちでいると思われます。しばらくは大変だと思いますが帰宅後から夜間にかけての授乳をおすすめします。夜にいつものおっぱいを飲むことで子どもはとても安心します。その安心感が、昼間お母さんが仕事でいなくても乗り越える力となるのです。昼間はお母さんから離れて頑張っているのですから、夜はしっかり子どもを受け止めてください。夜中のお母さんは大変ですが、朝子どもが満面の笑顔で起きてくれることで、今日も元気に仕事を頑張ろうと思えるから不思議ですね。心身の健康の維持にもなります。母乳はいつでもすぐに、簡単に与えることができ、慣れると特に母乳の方が楽だと多くのお母さんが言われています。
Q仕事中のおっぱいはどうしたらいいのか不安です。
A休憩時間などを利用して搾乳をします。搾乳方法は「産院からのお知らせ 看護部2014.5.1」をご覧ください。
搾乳の回数
・赤ちゃんに授乳できない時間が4時間以内の時は、離れる時に飲ませて帰ってきたらすぐに飲ませることで搾乳は必要ないかもしれません。
・赤ちゃんに授乳できない時間が4~6時間の時は、少なくとも1回は搾乳をおすすめします。
・赤ちゃんに授乳できない時間が8時間以上あくときは、おっぱいの張りの状況に合わせて搾乳回数を決めるとよいと思います。
搾乳の量
・搾乳に費やせる時間は限られている場合が多いですが、時間がないときには自分が少し楽になる程度の搾乳でよいでしょう。

当院で働く育児中のママから

NICU 勤務 下薗さん (勤続7年)

♡プロフィール♡
当院のNICUで助産師として勤務。
産前休暇、育児休暇を取り、現在は育児短時間勤務制度を活用して、仕事と母乳育児を上手に両立しながら勤務しています(夜勤を含む)





子どもが1歳のときに職場に復帰しました。おっぱいが大好きで離れたらどうなるのか不安でした。実際働いてみると、初めのうちはおっぱいが張って搾乳していましたが2ヶ月くらいすると張らなくなり、夜だけ出るおっぱいに変化しました。ライフスタイルに合わせておっぱいも変化することに驚きました。母乳のおかげか保育園も元気に通えています。仕事中は一緒にいられなくても、母乳をあげている時間は子どもと触れ合える大切な時間になっています。

あとがき

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回のテーマは職場復帰をするお母さんの母乳育児でしたが、他にも母乳育児に関してお悩みやご相談がありましたら、ぜひ乳房ケア外来にお立ち寄りください。スタッフ一同お待ちしています。
過ごしやすい季節ではありますが、体調をくずさないようお気をつけください。

看護部 乳房ケア外来