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母子日赤だより

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お祝いデザートについて

 当院では、産後ささやかなお祝いのケーキをご用意しています。
 ケーキはいずれも果物と野菜を使用し、食事をお楽しみいただくことで、産後すみやかな回復を願っています。

 また、デザート提供の際のカードには、厨房スタッフのお祝いの気持ちと退院後に参考にしていただけるようアレンジした「ほうれん草とバナナ/南瓜とリンゴのケーキ」のレシピを添えています。
 これらの野菜や果物に含まれる栄養素や選び方のポイントについてご紹介します。

ほうれん草

 言わずと知れた「鉄分」の宝庫!その含有量は牛レバと匹敵するほど!
 しかし、ほうれん草に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」とよばれ、吸収率が低いので、ビタミンCと一緒に摂取して吸収率を高めたいところ…。鉄分以外にも葉酸やマンガンなど血液を造るために欠かせない栄養素が豊富なので、貧血対策に欠かせない食材といえます。
 ほうれん草は、葉が鮮やかで緑色が濃く厚みのあるもの、根の付け根がふっくらとしているものが甘味があって美味しいといわれています。まとめてゆでれば冷凍保存もできるので、常備菜にも便利な食材です。

バナナ

 消化がよく、手軽にエネルギーがとれることからスポーツ選手の栄養補給にも利用される優秀食材!
 それ以外にも善玉菌のエサになる「オリゴ糖」や「食物繊維」が豊富で、腸内環境を整えるはたらきが期待できます。さらに、体内の水分バランスを保つはたらきを持つ「カリウム」が豊富。どれも女性に多い便秘やむくみの解消を助けてくれる栄養素です。
 バナナは、茎が太くて短く、皮は全体的に黄色く、茶色い斑点(シュガースポット)があるものが食べごろです。

南瓜

 「β-カロテン」、「ビタミンC」、「ビタミンE」と抗酸化作用のあるビタミンが豊富!
 中でもビタミンEは抗酸化作用が強く、ホルモンバランスや自律神経安定など生体機能の調節にも作用します。また、血行を促す働きもあるので、女性に多い冷え対策に欠かせない栄養素です。
 南瓜は、軸が太く、その周りがへこんでいるもの、また、切り口がよく乾燥しているものが追熟した美味しいものの見分け方です。

リンゴ

 「1日1個で医者いらず」ということわざがあるほど栄養価の高い果物。
 クエン酸、リンゴ酸といった有機酸や整腸作用のあるペクチン(食物繊維の一種)、ポリフェノールが豊富で、生活習慣病予防や整腸作用にはたらくといわれています。
 リンゴポリフェノールは皮に特に多く含まれています。
 リンゴはツルが太く、みずみずしいもの。皮の色がまんべんなく色づいていて重量感のあるものがオススメです。
とても手軽で栄養価の高いデザートをぜひご家庭でもお試しいただけたら嬉しいです。

栄養課では今後も入院中の食事についてなど食事・栄養にまつわる情報を配信予定です。
次回の配信をお楽しみに!
  
※産後の経過によりデザートの内容を変更する場合があります。また早期退院希望の方には発注の関係等により提供できない場合がございますのでご了承ください。