お産を進めるためには、積極的に動くことは大切ですが、リラックスすること、ゆるむことも同じくらい大切です。緊張している状態だと、体が持っている産む力を引き出せないからです。陣痛の波をうまく乗り切って、次の波までリラックスできれば、体力の消耗も少なくてすみます。お産はいかにリラックスして過ごすかがカギになってきます。
今回は、様々なリラックス方法についてご紹介しますので、ぜひ自分にあったリラックス方法を見つけてください♪
今回は、様々なリラックス方法についてご紹介しますので、ぜひ自分にあったリラックス方法を見つけてください♪
気分を落ち着かせるためには、普段からお気に入りのリラックスグッズを持参するのが一番です。この他にも、エネルギー補給できるようなものを用意したり、おしゃべりしたりして、うまく気分転換をしましょう。
好きな音楽を聞く
お気に入りのCDを流すことで痛みや不安が和らいで、陣痛の合間がリラックスできます。陣痛室、分娩室ともにプレイヤーを用意していますのでお気に入りの音楽を流しましょう。当院にもいくつかCDを用意していますので、音楽のリクエストもできますよ!
お気に入りの香りをかぐ
自分の好きな香りのアロマオイルをティッシュやタオルに垂らして使用しましょう。当院にも何種類かアロマオイルを用意しています。陣痛緩和に「ラベンダー」「ネロリ」「レモングラス」などがおすすめです。
*妊娠中は使用できないオイルもあるので使用時はスタッフに聞いてくださいね。
*妊娠中は使用できないオイルもあるので使用時はスタッフに聞いてくださいね。
体をあたためる
温めて血行をよくすることによって、 痛みが和らぎます。カイロ、レッグウォーマーで腰や、足首~膝までを温めると効果的です。陣痛が始まってから、強くなってくるまでは家で過ごすので、そんな時は家でゆっくり半身浴をしてリラックスしながら体を温めるのもいいですね。当院にはバスタブはありませんが、シャワーや足浴などで体を温めることができます。アロマオイルを数滴お湯に垂らすと香りでリラックス効果も倍増!!
呼吸を整える
陣痛の合間だけでなく、陣痛中も身体を緩めることが大切です。陣痛が来たら、とにかく息を吐くことに意識を集中し息を止めないことがポイントです。口からふうーっと長く大きく息を吐くのと同時に、意識して肩や腰、顔の力を抜きましょう。難しい場合は、腰を振ったり、身体を揺らしてみましょう。そうすると体がゆったりリラックスするのが実感でき、痛みも軽くなります。
家族にそばにいてもらう
一人で陣痛を乗り切るのは心細いと感じることもあります。家族がいることで精神的な支えになります。側にいてもらいたいのは誰かを考え、誰にいつからいてもらうのか、お産前に家族と一緒に話し合って決めておきましょう。陣痛の間に家族とおしゃべりすると安心するという方もいらっしゃいます。
ポジティブにお産をとらえる
精神的なリラックスはとても大切です。出産は赤ちゃんとママの共同作業で、陣痛はそのために必要な大切なエネルギー。そう考えると、怖かったはずの陣痛も必要不可欠で大切なものに思えてきます。出産は赤ちゃんとの共同作業ですから、ともに頑張っている人がいると陣痛を乗り切る力になれるはずです。
妊娠中から、陣痛に向き合うための心の準備をすることはとても大切です。痛みと恐怖の連鎖を断ち切るためには、不安や恐怖だけで心をいっぱいにしないことが必要です。
恐怖心があると緊張が生まれ、痛みを生ずる
出産中に感じる不安と恐怖は、妊娠中からの準備で少なくすることができます。妊娠中から自分がリラックスできることは何か、そのバリエーションをいくつか用意しておきましょう。助産師外来では、具体的なお産の場面にあったリラックス方法などについてもお話をしています。ぜひ助産師外来に来て自分自身に合うリラックス方法を一緒に見つけて陣痛をのりきりましょう★
2015 助産師外来チーム
2015 助産師外来チーム