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ホーム  > 院長ブログ  > 合同句集「ひとまく」

合同句集「ひとまく」

歌舞伎座が建て替えのため昨月末で閉じました。私がこの歌舞伎座に足を運び始めたのは今から10数年前です。月に1回仕事を終えた後に歌舞伎座近くの居酒屋に三々五々集まりひとしきり時間を過ごした後に歌舞伎座のその日の最後の一幕を4階の一幕見で見物するグループがありそこに参加しておりました。名づけて「ひとまく会」。参加者は年齢も仕事も趣味も多士済々で、病院の世界しか知らない私はここでずいぶんと社会勉強をさせていただきました。このグループに俳句を趣味とする方が数名おられ「句会を作るから、三石さんもやろうよ」と誘われるまま俳句と川柳の違いもわからないのに飛び込んでしまいました。句会ではひとり5句持ち寄りお互いに選ぶのですが、この5句がなかなか作れずに句会が近づくと歩いていても電車に乗っていても五七五と指を折っている状態。それでも続いたのは俳句を通して豊かな季語を知る楽しさがあったからです。そのうちに「句集をつくろう」と誰ともなく言い出して歌舞伎座の閉場に合わせるようにこの春に「合同句集 ひとまく」が出来上がりました。俳句を趣味とする友人たちにこの句集を送りましたらそれぞれ自分の好きな句を選んでお返事くださいました。その中で最も多くの方に選んでいただいたのが「聴診器当てる背中の水着あと」でした。夏の小児科外来は洋服をめくるとくっきりと水着あとをつけた日に焼けた子供たちが多くなります。ところが17文字の奥行きの深さと広がりと言ったところでしょうか。背中に水着あとをつけて診察を受けているのは若い女性と読み取った男性も少なからずいました。

この本は非売品なので残念ながら(?)書店にはおいていません。自費出版でも国会図書館に届けると収蔵していただけるということで編集長役の仲間が勇んで送付しました。私の分から1冊は当院の小児科外来に配架します。ということで閲覧ご希望の方は当院小児科外来か国会図書館へどうぞ。講評いただければ幸いです。