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ホーム  > 院長ブログ  > 妊婦さん、新型インフルエンザワクチンはすみましたか

妊婦さん、新型インフルエンザワクチンはすみましたか

昨年11月から新型インフルエンザワクチン接種が始まっておりますが、最近はワクチン接種開始時期のあのドラクエ発売にも似た熱気が去ってしまったようで少々心配しております。皆様、新型インフルエンザワクチンの接種はすまされていますか?まだでしたら特に妊婦の方、早めに接種することをお勧めします。

通常冬休みが終わるとインフルエンザの流行が始まります。新型インフルエンザの流行も今は少し落ち着いていますが、幼稚園や学校のスタートともに罹患者が増加してくる可能性があります。新型インフルエンザは大半の方は軽症で済んでいます。しかし弱毒性とはいえ肺での増殖性は季節性インフルエンザより強く肺炎を起こしやすく、特に気管支喘息の既往のある方は注意が必要です。また免疫力が低下しやすい妊婦さんも要注意です。

新型インフルエンザワクチンは新聞などでも報道されているように、よりたくさん製造して多くの人に接種ということで1バイアル10ml と大きなサイズで医療機関に支給されております。成人の接種量は一人0.5mlなので20人分、6歳未満の小児ですと0.2mlなのでなんと50人分になります。一度開封すると保存できませんので10mlを無駄なく使うために各医療機関は接種希望者を一時に集めて接種するという大変な作業が行われています。年が明けてこれからは1バイアル1mlが中心になっていくようですので「接種希望者集まれ~」と大号令をかけなくても済むようになります。

一方妊婦さんに対しての新型インフルエンザワクチンは、防腐剤のチメロサールが入っておらず1本1本のシリンジに0.5mlワクチンがすでに充填された(プレフィルドワクチンと言います)、かわいいピンク色のパッケージのものが用意されています。当初はワクチンを2回接種しないと抗体が上がらず効果がないと言われましたが、最終的に1回接種で十分抗体が上がり効果ありと判定されました。当院では産婦人科の先生方は通常の診察で手一杯ということで、小児科外来を担当している田宮先生と私が産科外来に出向いて、妊婦さんのワクチン接種の問診・診察をしています。最初の頃は私も妊婦さんに慣れなくて、「それでは診察します」というと妊婦さんはおなかを出そうとするのでビックリ。妊婦さんにとって診察はおなかを診るものと遅まきながら気がついてからは、「診察しますので胸を出してください」と申し上げるようにしました。小児科外来の診察室に来る女性はたいていはお母さんです。それで産科外来でも妊婦さんに「お母さん」とついつい呼びかけてしまいちょっと不機嫌な表情をされてしまいました。このような失敗のエピソードもありますが、週2回月曜日と金曜日の午後に新型インフルエンザワクチン接種を行っております。

ご自身とおなかの赤ちゃんのためにぜひ新型インフルエンザワクチンの接種をお早めに。