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院長ブログ
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手締めあれこれ

12月初旬に学会で福岡に行ってきました。タイミングよく佐賀にいる友人から「博多をどりがあるのでよろしければ」とお誘いを受け、学会もそこそこにして福岡・博多座で「博多をどり」を観てきました。博多の芸妓さん総出演の踊りでした。京都の舞妓さんも地元京都生まれではなく地方出身者が多いと聞きますが、ここ博多でも後継者難で9年ぶりに一般公募して今年7人の新人芸妓さんが加わったそうです。

全員出演の演目ではかわいい新人さんは最後列で、昭和ひとけた生まれではというようなベテランの方が最前列で踊っていました。友人は「前列は会社でいうと取締役や部長でしょうね」と言って視線は最後列に届けとばかりに首を伸ばしていました。
この催しの最後に主催者の博多伝統芸能振興会の名誉会員の福岡市長から御挨拶があり「それでは恒例博多手一本で締めます」と言われましたが、何のことか私にはわかりませんでした。隣の友人は「博多はこれで締めるんですよ」と言います。市長は「皆さん御存知でしょうが、まず練習。二拍手、二拍手、三拍手」と一回おさらいをして、会場全員起立で博多手一本の始まりです。

「よー」シャンシャン
「もひとつ」シャンシャン
「よてさん」シャシャンがシャン

この「よてさん」は「祝うて三度」が短縮されたものとか。市長がおさらいをしてくださったおかげで無事に私も博多手一本に加わることができました。
ところで私たちになじみのある手締めの「シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャン シャン」は何と呼ぶのか手締めについて調べてみました。これは江戸締めの一本締めであり、これを3回繰り返すと3本締めと呼びます。

一本締めの拍数は3拍、3拍、3拍、1拍ですが3拍が3つで九になりこれにもう一回手を打つと九に点が打たれて「丸」となり丸く納まるという意味があるそうです。
「パン」と一回の拍手だけで終わらせる手締めもありますがこれは「一丁締め」と言い略式のもので、これを一本締めと勘違いしている人も多いと思います。かく言う私もそう思い込んでいた一人ですが、お祭り大好き、神輿担ぎ命の私の主人からは「バカヤロー 江戸っ子のお祭りの手締めは昔から一本締め、シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャン シャンだ~」とべらんめーの説教がありました。何で手締めくらいのことでバカヤローと言われるのかと思いますが、どうも江戸っ子はしゃべり始める時の枕詞にバカヤローがつくようです。