グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


カテゴリ画像
ホーム  > 院長ブログ  > お薦め絵本「あたまのなかのそのなかは?」

お薦め絵本「あたまのなかのそのなかは?」

講談社
文:シスカ・フーミンネ
絵:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
訳:野坂悦子
脳科学の研究が進み脳の機能についてずいぶん解明されてきていますが、今回御紹介する絵本は、マリーという女の子が頭の中はどうなっているのか不思議に思い考え始めるお話です。この本はオランダの絵本で日本語に翻訳した野坂悦子さんから御紹介いただきました。野坂さんとは未熟児のNICU入院から退院までを描いた「ちいさな あかちゃん こんにちは!」という絵本を翻訳出版された時に私が医学的な部分を監修して以来のご縁です。

野坂さんからこの「あたまのなかのそのなかは?」の絵本が生まれたエピソードを添えたお手紙が本の中に入っていましたので一部ご紹介します。
「本書がうまれたきっかけは、作家のフーミンネさんと娘さんとの会話でした。『娘が7歳のとき、ふたりで突然“考え”を話題にしたの。“考え”って、知らぬまに過ぎ去ってしまうから、話すのはむずかしかった。“考え”って、頭の中をすごい勢いで泳ぐ小魚みたいで、だれにも見えないでしょ。
その文章を受け取った画家のイヴォンヌ・ヤハテンベルフさんは文章の哲学的な内容に驚き、どんな絵本にしたらよいのか、まさに『考え』ぬいたそうです。

本国オランダやベルギーでは、この絵本は、幼稚園や小学校での読み聞かせに使われたあと、ひとりひとりが自分の考えを絵にして、発表することもあるそうです。」
医学が進歩した今は頭の中というとCTやMRIにより画像として誰でも見ることは可能です。私も以前に頭痛でCT検査を受けて自分の頭の中味を見ました。比較的実は詰まっていてスカスカでなくてよかったとホッとして記念にフィルムをコピーしてもらいました。でも何を考えてどう感じているのかはCTやMRIの画像には写りません。それを絵にあらわしたのがこの絵本です。

「考え」ることって何?たまには親子でプチ哲学的な会話はいかがでしょうか。