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Hibワクチンがスタート

昨年12月19日からHibワクチンがようやく日本でも接種開始となりました。すでに接種を始めている医療機関もありますが、当院は2月から始めます。

Hib(ヒブ)はヘモフィルス・インフルエンザb型菌という細菌の略です。この菌はインフルエンザと名前がついていますが、この寒い季節に流行するインフルエンザはインフルエンザウイルスによるもので全く無関係です。なぜこのまぎらわしい名前になったかというと、まだウイルスを見つけられなかった時代にインフルエンザの患者さんを検査したところこの菌が見つかったためインフルエンザの原因はこの菌と考えてこの名前がつけられました。その後、科学が発達してインフルエンザの本当の原因であるウイルスが発見されました。しかし一度ついた名前は変えられることなく、インフルエンザの名前は菌とウイルスの両方につけられたままです。

このHibに感染し細菌性髄膜炎になると重症化し重度の障害を残す頻度が高いですが、ワクチン接種により感染予防が可能です。世界の多くの国ではすでにこのHibワクチンが広く普及しており、アジアでこのワクチンができないのは北朝鮮と日本だけと言われておりました。ようやく昨年末に日本でも接種が開始となりましたが、ワクチンの供給量がまだ十分ではないためしばらくは制限つきの予約となります。
接種スケジュールは生後6ヵ月以下ではDPTと同じで初回3回接種の後1年後に1回追加接種です。生後7ヵ月以上1歳未満は初回2回+追加1回、1歳以上5歳未満は1回のみの接種となります。またこれまでは違うワクチンを同時に接種することは認められていませんでしたが、このHibワクチンは日本で初めて同時接種が認められましたので、DPTと一緒に接種できます。

小さい方ほどこのHibに罹ると重症化するので、当院では当面6ヵ月以下の方を優先予約とさせていただきますが、ワクチンが十分に確保できしだい7ヵ月以上の方の予約も受け付けます。
残念なのはこのワクチンが任意接種で有料であり、しかも数回接種が必要なため経済的負担が小さくないことです。2兆円の定額給付金をめぐって世の中はさまざまな意見がでていますが、少子化対策としてこのようなワクチンに補助するほうがよっぽど血の通ったお金の使い道になるのではと思っています。